マンションの防犯対策でやるべき事

戸建ての防犯対策(内容はこちらを←)でもお話しましたが

日本の刑法犯認知件数は年々減少していますが、 意外に身近な所で何かしらの犯罪被害に遭っている方がいて、 もう、他人事ではありません!

今の日本は他国に比べるとまだまだ安全です。確かに誰でもが銃を持っているわけでもありません

しかし、凶悪な犯罪も多数発生していますので、 防犯対策は必須であると思われます。

今回は、マンションの防犯対策をお伝えします

目次

1、マンションの泥棒対策の必要性

2、マンションの泥棒対策とは?

1、まず、マンションの防犯対策の必要性ですが

マンションは、新築で建った時点である程度の防犯対策はされています。

分譲マンション、賃貸マンション、それぞれの全体の建築費により また、施工主の考えにより、セキュリティに掛かる費用がかわります。

例えば、高級分譲マンションだとすると、

電子錠や防犯カメラは当たり前、オートロックも認証制で、 エレベーターも認証しないと自分の階のボタンを押せない。 更に、コンシェルジュが1階に常駐していて、 来訪者はそこで届をしないとマンション内には入れない。

こんな厳重なセキュリティは、高級分譲マンションならではですが、 賃貸でも、高級であればここまでの防犯対策もされていますし、 賃貸でも、オーナーさんの意識でそこそこの対策はされています。

マンションは、不特定多数の人間が同じ建物で生活しています

ですから、戸建てよりも防犯対策は必要なのです。

戸建てでは自分の好きな様に防犯対策が出来て、 自分さえちゃんとしていれば安全は守られますが、

マンションの場合、自分がしっかり戸締りなどしていても 隣の人がちゃんとしていなければ、ベランダの避難通路を使って 自室にもガラスを割られるなどしてはいられます

また、夜間はベランダ側に立てば、照明などから 一度に、在宅不在を確認することができます。

そして、横並びなどで一度に泥棒に入る事ができますので 泥棒にすれば楽に大量の実入りがあるマンションは魅力的です。 だからこそ、マンションの防犯対策は必須です!

2、マンションに必要な防犯対策とは?

そして、マンションに必要な防犯対策ですが、まず、 戸建てでもお話しました大切なこと、

泥棒対策で必要な4原則(音、光、時間、人の目、)

この4つを取り入れる様に意識して 泥棒対策を行う事が必要です。

では、こちらでは、①外周、②駐車場、③オートロック、④エレベーター、⑤玄関、⑥宅内とわけて、 ご説明していきたいと思います。

①外周

●塀は縦柵で高い物が良いです。ブロックで中途半端に高いのは 死角を作って泥棒に隠れ場所を与えることになります。

●植栽は、高く生い茂ったものより低く葉の少ない物の方が防犯上は良いです

●正面玄関前や駐車場に、桜の木など綺麗なガーデニングをする と、通行人の目を集め泥棒が嫌がる環境を作れます

●門扉に100円などで販売されている「セキュリティ稼働中」 などのシールを貼っておく。威嚇効果あり

②駐車場

●駐車場には車上荒らしの監視や夜間の車庫入れにも便利なので、センサーライトを設置する。 ソーラータイプであれば電気代も掛からずお得です。マンションの駐車場では子供がイタズラされたり恐喝などの犯罪現場にもなりやすいので、常に暗い場所や死角を作らない様にしてください。

●駐車場いる口にもロボットゲートなどを設置する。誰でもが入りやすい環境は防犯上良くありません。

③オートロック

●オートロックがないマンションは、今時無いかもしれないですね。しかし、オートロックだから安心と思うのも危険です。共連れなど住民と一緒に入る事も可能です。出来れば住民も意識を高くして、それぞれがオートロックを別で使用すること。同時に重なっても、それぞれが認証してはいる。そうすることで、お互いに安心してマンション内に入れます。今、オートロックが無いマンションでも今は簡単に後付でオートロック機能を追加できますので、ご検討ください。

④エレベーター

●ビジョンガラスにする。エレベーターの中で起こる犯罪、強盗強姦は、密室だから起こります。ビジョンガラスで中の様子が見える様になっている方が良いですね。

●防犯カメラを設置して、その様子をモニターでエントランスで見える様にする。ビジョンガラスと同じ様に、中の様子が丸見えになるように、防犯カメラとモニターで監視と威嚇を行う。

⑤非常扉・非常階段

⑤非常扉・非常階段●防犯カメラの設置。非常階段は犯罪者の逃走経路として使用されやすい場所です。防犯カメラの設置で犯罪現場や逃走経路に使用出来ないよ!とのアピールや証拠撮りも必要です。⑤非常扉・非常階段

●照明の設置。センサーライトでも何でも良いですが、暗くならない様にしてください。

⑥玄関

●電子錠や性能の良いシリンダー錠に交換。それぞれの個室にも電子錠が付いているマンションは優秀ですね。鍵穴がなければ不正開錠はできませんので。しかし、個数も多いので難しいようであれば、性能の良いシリンダーに交換する

●ワンドアツーロック以上にする。鍵が多いほど侵入に時間がかかり泥棒などは嫌がります。

⑦窓

●防犯ガラスや防犯フィルムの設置。コストは掛かりますが破られやすい窓には対策を

●玄関と同じで補助錠を沢山付けて、ワン窓ツーロック以上に

●窓ガラスを割られたら鳴るアラームや窓を開けられたら鳴るアラームの設置。

⑧宅内

●部屋の中の対策と言えば、警備会社と契約したり金庫を設置する。 警備会社と契約しているから大丈夫などとはなりませんが、 ある程度の泥棒や犯罪者には効果があり、威嚇効果あります。 万が一被害に遭った際にも、自分がいけない場合でも現場確認や 110番も行ってくれる為、必要な物であるといえます。

●貸金庫を利用するか、金庫を設置する。 最近は銀行の貸金庫も1っか月から3千円などで貸してくれます。 大切なものは、貸金庫で保管するのをオススメします。 自宅に置いておきたい場合は、金庫を利用します。その際は、 良くある耐火金庫ではなく、防犯用の防盗金庫を使用してください。

まとめ

これも戸建ての防犯でお話しましたが、防犯対策に、100%の安心はありません。 しかし、少しでも安心に近づける為にやります。

泥棒対策に必要なのは4原則 音、光、時間、人の目を集める事。 マンションの場合、不特定多数の人間が出入りしやすい環境になっています。 いちいち「住民ですか?」と、聞くわけにも行きませんので、 システムで住民かどうかの区別が付く様にしている事が最善です。

沢山の方が一緒に住むマンションにはセキュリティは絶対です! 個人の想いは少し置いて、建物内の安全を確保する為には、 どうしたら良いのか?という考えを優先して頂きたいと思います

写真AC

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