昨今のニュースで驚くべきニュースが多々ありますが、その中でも世も末だと思ったのが、弁護士事務所の51億円負債額の倒産!弁護士事務所でも倒産するの?という思いとその負債総額の大きさ!51億って何に使うん?!って話ですよね?
東京ミネルヴァ法律事務所の破産には色々な問題がある様ですが、それは置いておいても、相談者に支払うはずの過払い金など30億余を流用していたというから許せない話ですよね。その他CMをバンバン打ってましたのでそのお金が20億余で合計50億。
話を聞いているだけでも許せない話ですがここまでの話は稀です。しかし、世の中では弁護士が成年後見制度を悪用してお金を着服するなどは結構起こっています。そこで今回は、悪徳弁護士に騙されない為に気を付ける事をお話します。
目次
お金を着服するような弁護士は本当に要るの?
着服被害の多い成年後見制度とは?
弁護士にお金を着服されない為には?
まとめ
1、お金を着服するような弁護士は本当に要るの?
依頼者のお金をネコババ(着服)する弁護士は居ます。先生と呼ばれ人から信頼されるお仕事の人は普通の人より正義を持って正しく生きなければならないし、弁護士に相談する人は困っているから相談しているのであって、やっと闘った相手から勝ち取ったお金を着服されたらどうしやって生きていけば良いのか?わからなくなる人もいるはずです。
慰謝料や損害賠償など、様々なことで弁護士に依頼をすると思いますが、その中でも一番着服の被害が多いのが、成年後見制度での財産管理の依頼です。
2、着服被害の多い成年後見制度とは?
では、その弁護士からの着服被害の多い成年後見制度とは、どんなものなのか?先ずご説明をします。
【成年後見制度とは?】
成年後見制度ってどんな制度ですか?A1認知症,知的障害,精神障害などの理由で判断能力の不十分な方々は,不動産や預貯金などの財産を管理したり,身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり,遺産分割の協議をしたりする必要があっても,自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。また,自分に不利益な契約であってもよく判断ができずに契約を結んでしまい,悪徳商法の被害にあうおそれもあります。このような判断能力の不十分な方々を保護し,支援するのが成年後見制度です。法務省HPより
判断能力の不十分な方々は,不動産や預貯金などの財産を管理したり,身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり,遺産分割の協議をしたりする必要があっても,自分でこれらのことをするのが難しい場合があります
このように、判断能力が不十分な方で、不動産や預金を持っている方が管理が困難ですので、その方の身の周りのお世話と共に、財産の管理を代わりに行う人が必要で、ご家族がされる場合が多いですが、ご家族が居ない方や、ご家族から依頼されて弁護士がその役目を行う場合があります。
その際に、預金などからお金を着服して自分の生活費にしたり遊興費にしたりする悪徳弁護士がいるのです。昔、対応させて頂いた案件にも、弁護士が着服していたという事案がありました。
3、弁護士にお金を着服されない為には?
依頼する側が、本来弁護士が犯罪を犯すわけがないという絶対の信頼でお願いするわけですが、世の中にセキュリティに100%が無い以上、依頼する側も、用心しないといけません。
では、どの様に用心をして弁護士に着服されない様にすれば良いのか?弁護士に着服されない為にするべきことをご紹介します。これをやってれば絶対大丈夫というわけではありませんが、少しでもリスクは回避できます。
●弁護士の事を良く調べてから依頼する
最近は、インターネットという便利な物があるので、調査会社などに依頼をしなくても、その弁護士の評判なども確かめることも出来ます。どの様な事件に関わった実績があるのか?掲示板などにどんな書きこみがあるのか?などを確かめる。
お金に関わる書きこみなどが無かれば一先ずは良いとなります。依頼者ではない相手方からの悪口などの書き込みが多い場合は、意外に仕事が出来る弁護士なので(依頼者の味方になり勝利しているので相手に叩かれる)信頼出来ますし、仕事も出来ます。
●信頼出来る友人などから紹介を受ける
信頼できる友人や知人などから優秀だという弁護士を紹介してもらうのも良いですね。友人などが顧問してもらっている弁護士などであれば、顧問契約を解除されたくないので良い仕事をしてくれたりもします。更に、ある程度の実績などもあって紹介してくれているのでしょうから、全く知らない弁護士よりは信用が出来ます
●大手弁護士事務所に依頼する
弁護士料が高かったりする問題はありますが、有名な大きな事務所であれば、事務所の弁護士が着服したなどがあってもその事務所が責任を持って損害賠償してくれますし、責任を持ってくれます。
そもそも、チェック体制もしっかりしていますので、所属弁護士が着服するなどはほぼできません。代表弁護士自らが罪を犯しての東京ミネルヴァの様な事案は本当に稀で、依頼された方も大手でCMも沢山やってるので大丈夫だと思って依頼されたのでしょうから、これは本当に気の毒としか言いようがありません。
多くは、この様な規模の大手はこんな不祥事はありませんので、大手ならではの信頼はあると思います。その分依頼料も高いというのもありますが。。。
4、まとめ
大変な想いをしていたり、困った事を解決する為に、最後の砦として依頼するのが弁護士だと思います。その弁護士に騙されてなんて事になれば、本当にやりきれない想いになると思います。
多くは依頼者の為に闘う正義のお仕事をされていますので、信頼できる先生ばかりです。しかし、中にはどんな職業でも同じですが、悪い人もいますので、その悪い人に騙されない様に、全てを信頼するのではなく、ある程度お願いする側も、選ぶ自由はあるのですぁら、良い先生探しをしてから依頼をしたいものですね。
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