以前にお話ししました、送り付け詐欺の対応ですが、14日ルールがなくなったことなど、法改正されて変更になった部分がありますので、ご紹介します。勝手に送り付けられて戸惑っているうちに支払ってしまったということのないように、覚えておいてくださいね！
目次
１，送り付け詐欺とは？
２，送り付け詐欺の法改正
３，送り付け詐欺にはどのように対応するのが良い？
４，まとめ
１，送り付け詐欺とは？
お送り付け詐欺とは、注文もしていない商品を勝手に送ってきて、「開封したならお金を払え」などと言って支払いを要求する詐欺のことです。
何もしならない年配の方などは、開けてしまったら責任をとって支払わないといけないと思い支払いしてしまう人もいらっしゃいます。
２，送り付け詐欺の法改正
これまで特定商取引法では、送り付け詐欺により購入もしていないのに勝手に送り付けられた商品は、基本支払う必要はないとなっており、2週間保管をして相手から返却しろとの連絡がなければ、廃棄しても問題ないとなっておりました。
その際に、開封していても支払う必要はないとなっています。ただし、返却してほしいという連絡があれば返却しなければなりませんでした、また、使用してしまった場合などは支払う必要も発生しました
しかし、今回の特定商取引法の法改正で、自分の意志に反して送り付けられた商品に関しては14日間保管することなく、直ぐに廃棄しても問題ないとなりました。
更に、開封していても、使っても支払う必要はありませんもっというと、「使ったなら支払え」と言われても支払わないでも問題ありません。そして万が一支払ってしまった場合、相手に返還請求することが可能です。
【送り付け詐欺の特定商取引法改正】
１，届いたら直ぐに廃棄
２，開封しても支払わないで良い
３，使用しても支払わないで良い
４，支払えと言われても支払う必要はない
５，支払ってしまっても返還請求することが可能
以上の様な事をしっかりと覚えておいていただければ、絶対に詐欺の被害に遭うことはありません。因みに届いたものを使用しても問題ないというのは、捨てようが使おうが受け取った人の自由だということです。
３，送り付け詐欺の対応は？
先ほど、特定商取引法での送り付け詐欺での改正のお話をしましたが、それをもとに、実際に勝手に送り付けられたら、どの様に対策するのが良いのか？お伝えしたいと思います。
まず、配達の方が配達してきた時に、受け取り拒否を行って荷物を持って帰ってもらってください。その際に受け取りを拒否するということをしっかりと伝えてください。相手に返送されます。
万が一、家族も多いので誰の荷物かわからないと受け取ってしまった場合には、これまでの１４日間ルールはなくなりましたので、直ぐに捨ててください。
開封してしまっても、その後に使いたい人は使っても大丈夫です。支払う必要はありません。
その間に、相手から連絡があって、「商品を返せ」「開封したなら支払え」「使ったなら支払え」と言われても、全て従う必要はありません。特定商取引法の改正によりそう決まっています。相手にも「 特定商取引法により決まっています」と毅然とした態度でつたえてください。支払ってしまっても返還請求することができます
そして、この様な送り付け詐欺の被害にあったことを、消費生活センターが運営している消費者ホットライン「１８８（いやや）」に連絡をして相談してくださいね。
では、おさらいをします。
【送り付け詐欺の対応】
１．配達の方に荷物の受け取り拒否を伝えて持ち帰ってもらう
２．受け取っても支払わない
３，受け取ったものは開封しても使用しても支払う必要はなく自由
４，相手から「返却しろ」「開封したら支払え」「使ったなら支払え」
と言われても、支払う必要はない
５，特定商取引法で以上は決められたことと堂々と伝える
６，支払ってしまっても返還請求できる
７，消費者ホットライン（１８８）に相談する
４，まとめ
突然勝手に商品を送り付けられた、金を支払え！なんて言われたら驚きますよね。気の弱い人なら払ってしまうかもしれません。間違えて開封してしまったらなおさら支払わなければとなってしまいますよね。
今回の法改正は、そんな人を守るためのものです。相手と会話することなく、勝手に送り付けられたら直ぐに捨ててしまって大丈夫なんです。
開封してしまっても、使ってしまっても、相手と話し合いや交渉をしなくても大丈夫です。無視をしていればよいのです。まずは、消費者ホットラインに電話して相談してください、局番無の１８８（いやや）で覚えておいてください
防犯相談したい。防犯診断、防犯設計、商品の防犯プロデュース、鍵を交換したり、カメラを設置したいなど、何でもご相談くださいね。京師美佳へのご相談はこちら⇓⇓