今、大問題となっていますドコモ口座の不正利用！
この事案は、ドコモ口座を持っていなくても、ドコモユーザーじゃないくても被害に遭うかもしれないこと。そう考えると恐ろしいですよね。
実際、ソフトバンクやauのユーザーなら、ドコモ使ってないから関係ないや～と思っているに違いないです。私も、事件の詳細を確認するまでは、ドコモユーザー可哀想と思っていました。しかし、確認すると、そうではない！誰でもが被害に遭う可能性があります！
今回は、この誰でもが被害に遭う可能性のあるドコモ口座を悪用した不正出金について手口や対策をご紹介します
目次
ドコモ口座悪用の商材
ドコモ口座悪用による不正出金の手口
不正利用されないようにする対策
不正利用された場合の対応
まとめ
１、ドコモ口座悪用の詳細
今回の事件は、ドコモ口座を悪用しています。ドコモ口座自体、メールアドレスのみで開設できるバーチャル口座でＮＴＴドコモが運用する決済システムです。
メール一つで開設って、簡単すぎるやん！それで、提携する銀行口座と送金などのやり取りができるって、誰が考えても甘いですよね！被害に遭って当然です！
ドコモ口座など自分で開設していない人でも被害に遭うことで、自分は関係無いと思っている方も多く、被害発見が遅くなっています。自分でまずは、口座残高確認などを行う事が必要です。
２、ドコモ口座悪用による不正出金の手口
メールアドレスのみで不正に口座が開設できることから、勝手に口座がつくられて、その後、銀行口座に紐づけられ、その銀行口座から現金を抜き取られる（不正に開設したドコモ口座に送金する）
ドコモ口座と提携銀行での本人認証については、提携銀行に任せられていた状態でしたので、その銀行により認証の強弱がありました。
実際、同じ提携銀行でも、被害に遭っている銀行と被害に遭っていない銀行の差は、セキュリティ度の高さの差です。被害口座が地方銀行に多いのは、セキュリティにかけるコストがあまりなく（メガバンクに比べると）正直、甘かった！その為に被害に遭ったのだと推測されます。
被害に遭った銀行の本人認証の多くは、口座番号と電話番号や生年月日など。
正直、その程度の個人情報は、ダークサイトや名簿屋で簡単に手に入ります。被害者がどこかのサービスを受けるのに記入した物は闇で売買されているので手に入れる事は可能です。
わからないのは、パスワードくらいです。
今回の事件で、パスワードも盗まれていたと考える専門家の方もいますが、私が違うとおもいます。個人情報と共にパスワードも漏れていたなら、こんな金額や件数で済んでいません。
【良く使うパスワードリストを悪用】
パスワードに関しては、良く使われるパターンというのがあります。スマホでいう数字の縦４ケタなどです。上から下に押すだけなので、覚えやすいし押しやすい。
この様な番号ばかりのリストにこの個人情報と共にシステムで当てられて、該当した人が被害に遭ったのだと思います。
押しやすいなどの理由でこのような4ケタの暗証番号をお使いの方は、今すぐ変更することをオススメします。
３、不正利用されないようにする対策
個人情報漏洩と本人認証の責任は、サービスを提供する企業にあり、今回の場合ドコモになります。そこを個人が対策することはできませんので、しっかりと対応していただきたいですね。
●スマホの数字列の縦4ケタなどを暗証番号にしない
●定期的に銀行や決済サービスなどの暗証番号を変更する。同じものにしない。
●むやみに無料サービスなどを受ける為に個人情報を書きこまない
●こまめに銀行残高やカード明細などをの確認を行う
４、不正利用された場合の対応
●日頃からこまめに通帳記帳を行う
不正出金などの被害に遭った事に早く気が付けるように、こまめにチェックしてください
●速やかに警察や銀行へ届け出をする
今回のドコモ口座による被害は、ドコモが全額補償してくれます。警察への届け出を行って、銀行にも届け出することで認められますので、どちらにも届け出を行って下さい。
５、まとめ
最初にもお伝えしました様に、ドコモユーザーでなくても、ドコモ口座を持っていなくても被害に遭う可能性があります。これまで、メールアドレス一つ開設することが出来たドコモ口座です。
既に皆さんも、被害に遭っているかもしれません。一度、銀行口座の残高確認などを行って下さい。また、今後も被害が発生するかもしれませんので、こまめに通帳記帳なども行って下さいね！
防犯相談したい。防犯診断、防犯設計、商品の防犯プロデュース、鍵を交換したり、カメラを設置したいなど、何でもご相談くださいね。京師美佳へのご相談はこちら⇓⇓