カーナビのTV視聴制限解除は違反になるのか？ながら運転で違法？！

カーナビでテレビをみることが出来る車は多いと思います。そんなカーナビについているテレビも視聴できる機能ですが、通常ディーラーで車を購入しナビもセットにした場合、テレビ機能は、運転中（走行中）は停止するようになっています。

走行中はテレビがみれないはつまらないと解除した場合、違法になるのか？

今回は、2019年に改正されら道交法により走行中のテレビ視聴が違反になるのか？などについてご紹介します。

昔から走行中にテレビがついている車は幾らでもあるのになぜ？今問題となってるのか？
ながら運転による交通事故防止の為の改正道路交通法とは？
カーナビの視聴制限解除は、違法になるのか？
なぜ？ディーラーでは解除してくれないのか？
まとめ

１、昔から走行中にテレビがついている車は幾らでもあるのになぜ？今問題となってるのか？

SNS上で、騒ぎとなったのは「沖縄県警から道路交通法改正のお知らせ」と題し、拡がった内容によるものでした。「走行中に車載テレビを映すのは違反」、「助手席でのナビ・スマホの操作は違反」といった記載された内容に●×をつけるものが拡散されたことで、子の問題が浮き上がりました。因みに、沖縄県警は、公式で出したものではないといっているので、完全にデマですね。

この騒ぎから実際はどうなのか？という話題になったのですが、2019年12月の改正道路交通法により、「ながら運転」の罰則が引き上げられた。しかし、改正されたのは、「罰則」であり「取り締まり内容」ではありません。したがって、ドライバーにおける「携帯電話の使用」、「携帯電話またはカーナビの画面注視」といった点は変更されていません。

２、ながら運転による交通事故防止の為の改正道路交通法とは？

警察庁の調査では、２００８年に１２９９件だった「ながら運転」による事故件数は、２０１８年には２７９０件と１０年間に約２倍に増加しています。これは、一人一台スマホを持つ時代になり、Lineでの交流やネット検索など

また、別情報によると、携帯電話関連の事故の方が、死亡事故になる可能性が２．１倍となっており、より危険になるとのことです。この様なことから、スマホ使用などの「ながら運転」による交通事故を防止するために、2019年12月1日より改正道路交通法が施行されました。内容は、スマホ・携帯などの通話行為はもちろん、スマホ・カーナビの画面を一定時間注視することが禁止されています。停止している時以外の画面の視聴・操作が制限されています。

因みに、2019年12月の罰則強化では

●「携帯電話の使用等（保持）」

違反点数が1点から3点に、反則金(普通車)が６，０００円から１万８，０００円に引き上げられ、刑事罰は、５万円以下の罰金から6か月以下の懲役または10万円以下の罰金となり、懲役刑になる可能性もでました。

●「携帯電話の使用等（交通の危険）」

違反点数が２点から６点になったほか、９，０００円（普通車）の反則金が除外された代わりに、直ちに刑事手続きの対象となりました。刑事罰は、３か月以下の懲役又は５万円以下の罰金から、１年以下の懲役または３０万円以下の罰金に引き上げられています

３、カーナビの視聴制限解除は、違法になるのか？

オートバックスなどへ行けば、テレビの視聴制限を解除してくれますよね？これは、違法になるのか？施工業者側としては、あくまでも助手席に座る同乗者に向けて開発された制限解除キットによる走行中のテレビ視聴は問題なく利用でき違法では無いとのことです。

先述もしましたが、運転中にスマホやカーナビなどを見たり、操作したりするいわゆる「ながら運転」は非常に危険で社会問題化しています。ながら運転に対する罰則も強化されました。しかし、解除自体は、問題はないのです

運転者がテレビをみていて事故をしてはじめてながら運転での違法となるということです。

４、なぜ？ディーラーでは解除してくれないのか？

助手席の人が視聴する為に解除することが問題なく違法でもないのであればなぜ？ディーラーでは解除してくれないのか？不思議ですよね。カー用品店では解除キットも販売されていて施工もしてくれます。

ディーラーの知り合いに聞いた話では、「社内規定で出来ない作業となっている」とのことです。

恐らく、少しでも理不尽な事故を減らすための社会活動の一つとして社内で決めて行われていることであり、私個人としては素晴らしいと思います。別に運転中にテレビをみれなくても問題ないですし、どうしても見る必要がある番組なら、車を停めてみればよいのです。ですから、ディーラー商品でも解除は可能ですが、ディーラーでは解除してくれないので、市販のキットを買って独自にやるしかないということです。