アポ電強盗が狙う家ってどんな家?

振り込め詐欺のように息子や娘や孫を装って電話をしてきて、家に有る現金の額を聞きだしその後強盗にくるアポ電強盗。お金持ちを狙った犯罪の様に思えるが、今後は一般家庭でもオレオレ詐欺のように被害は拡がると思われます。

殺人事件まで発生しているアポ電強盗。命に関わりますので、今回はそんなアポ電強盗についてご紹介します。

 

 

 

目次

 

  1. アポ電強盗とは?

  2. アポ電強盗っていつからあるの?

  3. アポ電強盗の事例は?

  4. アポ電強盗はなぜ?発生する様になったのか?

  5. どの様に資産があるか?絞っているのか?

  6. アポ電強盗は下見はしている?

  7. アポ電強盗の対策は?

  8. まとめ

 

1、アポ電強盗とは?

 

元は振り込め詐欺の犯人がアポ電強盗を行っている。振り込め詐欺が世の中に知れ渡り、振り込ませたり、郵便で送らせたり、取りに行くこともお取り捜査などで逮捕されるなどのニュースもあり仕事がしにくくなったので、どうせなら強盗するか?!と振り込め詐欺がアポ電強盗に変化しました。

ですから息子や娘、孫を装い「会社のお金を落とした。今家に現金いくらある?」など自宅にある現金の額を聞くなど途中までは振り込め詐欺と手口は同じです。しかし、強盗なので危害を加えられる危険もあり、振り込め詐欺より恐ろしい犯罪です。

 

2、アポ電強盗は以前からあったのか?

 

ATMで払わないというようにという啓発が進み、銀行のATMでは銀行員が声を掛けるケースも増え、振込め詐欺に騙される人も少なくなりつつある。そういった事からアポ電強盗が増えた。警視庁によると、資産状況を尋ねる不審電話の届け出は年々増加しているとのこと。

オレオレ詐欺などの下調べの手口としてアポ電が目立つようになり、2018年都内では、約3万4千件が確認され、前年と比べて約3割増加。しかし、以前からなかったわけではなく、警察などでは「犯行予兆電話」と言うように、存在は認識していた。

 

3、アポ電強盗の事例は?

 

息子や娘など家族を装って「会社のカネを使い込んでしまった。預金はどのくらいある?」と尋ねるなどし、その後、息子の知人などを装った詐欺グループの実行役が自宅を訪ねてくるといったパターンが多い。

他にも、「病気になったのでお金が必要」と尋ねるなどして現金の有無を確かめその後訪問し、強盗を行う。

 

4、アポ電強盗はなぜ?発生するようになったのか?

 

オレオレ詐欺は、現金の受け渡し場面で逮捕されるケースが多い。そのリスクを回避するため、強盗に変化した。お金や資産があるとわかっているのだから、強盗に入った方が早い。受け渡しがない分、捕まるリスクがない。そういう思惑でこの強盗は行われているケースが多い。

振り込め詐欺に関わっていた若い者のグループなどが、強盗に手口を変えている可能性がある。徹底的に相手の状況を調べるグループと、強盗するグループは別グループの場合もあり。情報屋も存在して、場合によっては情報だけが売買されている場合もある。

 

5、どの様に資産があるか?絞っているのか?

 

名簿屋で仕入れた名簿、アルバム個人情報から資産家を割り出してターゲットにする。どのような仕事に就いているのか、その子供たちがどんな職業でどれだけ資産があるのか等を全部調べる。

海外では、SNSのタイムラインなどから情報を集めて、犯行に及ぶという事例もあり。また、不動産の登記簿を取り、それが持ち家であれば、資産を持っているのかは簡単に把握されてしまう。

高級マンションや高級住宅地の戸建てなどでローンが無く抵当もついてなくて、ある程度の築年数あれば、自宅に相当額の金、宝石があることは間違いない。

 

6、アポ電強盗は下見はしている?

 

江東区の事件でも、ケアマネージャーが午後に来ることをわかっていたのでは?と推測されているが、恐らく探偵のように張り込みなどを行い、生活パターンを把握していたと思われる。

どういう来客が何時に出入りするのか?、家族は何時に外出したり何時に帰宅するのか?夜は何時くらいに就寝するのか?など、そういうことを全部把握したうえで強盗を実行する。

 

7、アポ電強盗の対策は?

 

 

◆まずは、固定電話は、留守番にする。

常日頃から留守番電話にしておき、応答メッセージに吹き込む声を聞いて、家族や友人などの知った人間の超えだった場合のみ電話にでる。後から折り返すのも良い。

 

◆詐欺対策電話機もあるので利用する。

着信時に「この通話は迷惑電話防止のために録音されます」といったメッセージが流れる自動通話録音機があり、中には、「振り込め詐欺対策のため録音させていただきます」という様な電話きもメーカーから発売されている。市販では2万円弱で、東京23区では65歳以上が住む世帯に無料貸し出しも行っている。詐欺も悪徳訪問販売などもこの内容で電話は切る

 

◆家族で合言葉を決めておく

家族で日頃から合言葉を決めておいて万が一、振り込め詐欺やアポ電強盗から電話が掛かってきて息子や孫を偽っても合言葉が言えないと偽物だと直ぐにわかる。

 

◆折り返す癖をつける

警察、弁護士と名乗る人間からの電話でも要求には答えず掛け直すと番号をきき、家族や友人に相談する。警察に相談しても詐欺だと教えてくれるはずです。とにかく一度電話を切り周りの人間に相談する。

 

◆自分だけは大丈夫と思わない

以外に騙されるのは、自分に自信のある人。自分は知識もあるし、大丈夫と思っている年配の方に限って騙されやすい。過信が被害に繋がる。サギかもしれないと常に思う事が大事です。

 

8、まとめ

 

振り込ませることも受け取りに行くことも銀行の警戒や、警察の取り締まりが厳しくて出来なくなってきたので考えたアポ電強盗。元はアポ電強盗と同じ人間の犯行ですが、顔を合わしての強盗だけに命の危険があります。被害に遭わない様に、出来る限りの対策は行って下さいね。年老いたご両親が心配なお子さんは、是非、詐欺対策電話機をプレゼントしてあげてください。

 

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