昨今、SNSで知り合った異性とのデート中などに、 食べ物や飲み物に薬物を混入されて、 意識がもうろうとしたところで性暴力の被害に遭う女性が増えています。 薬物は、簡単に手に入る物である為表に出ない事も多い。 このように相手の抵抗力を奪い、性的暴行をする目的で使われる薬物を 「デートレイプドラッグ」という。 今回は、そんなデートレイプドラッグの危険性や対策についてご紹介します
目次
デートレイプドラッグとは?
デートレイプドラッグの手口例
デートレイプドラッグを防ぐ対策は?
デートレイプドラッグの被害に遭ったら?
まとめ
1,デートレイプドラッグとは?
デートレイプドラッグとは、性犯罪に使用される睡眠薬の総称で、デート中に口にした飲料や食べ物に混ぜられているため、気が付かないうちに摂取させられています。気が付いた時には意識がなく、性犯罪被害の被害に遭っていたというのが状況です。 私も、睡眠薬は利用したことがありますが、基本、無味無臭で癖が無く黙って混入されても気が付かないのは当然の様に思えます。 SNSで知り合ったばかりの異性だけではなく、取引先や上司、同僚、知人、友人などからの被害もあり特に女性は被害に遭いやすい犯罪です。 信頼されている人からの被害であれば、精神的にもショックは大きくなりますよね!
2,デートレイプドラッグの手口例
SNSで知り合ったばかりの異性や、取引先や上司、同僚、知人、友人と食事を共にする際に、ドリンクや食べ物に粉状に砕いた睡眠薬を混入されることが多い。 トイレや電話が掛かってきての退席など、少し席を離した隙に入れられるので、飲まされた本人はいつ飲まされたのか?気が付かないと思います。 デートレイプドラッグは、誰でもが被害に遭う可能性のある犯罪手口です。
デートレイプドラッグ被害を受けた時の症状とは?
- 身体の自由がきかなくなる
- 記憶が曖昧になる
- 強い眠気に襲われる
- 思考力の低下
動けなくなるまでの状態ではなく、抱えられて歩ける状態などである為、周りからすると飲みすぎた人が介助されながら歩いているようにしか見えず、発見されにくいのも、デートレイピドラッグ被害の特徴です。 加害者も、追及されたとしても「介抱していただけ」「同意の上」などと厚かましく良いわけをして罪を免れようとするはずです。 睡眠薬が身体から抜けるのも早く被害を立証しにくいのもあり、被害者が泣き寝入りする事も多くなります。
3,デートレイプドラッグを防ぐ対策は?
●席を外した際には飲みかけのドリンクに口を付けない
おトイレなど席を立ちたい時には、次のドリンクを頼める程度まで飲んでから席をたつ。相手が勝手に次のドリンクを頼んで居た時には、お酒なら「ごめんなさい。少し寄ったみたいなのでジュースに変えます」と、別なドリンクを頼んでください。 また、急な電話などに対応して飲みかけのドリンクを残したまま席を立ってしまった場合は、同じ様に戻ってもそのドリンクに口をつけず、別なドリンクを注文したい理由を伝えて注文しなおしてください。 合コンなどの場合は、一緒に参加したメンバーでお互いに注意し合うのが良いでしょう。間違っても全員で化粧室に立つような事はしない。
●「おトイレ大丈夫?」など席を立たせようとする相手には注意する。
やたらと席を立たせようとする相手には注意して、早めに切り上げ帰る方が安全です。
●おすすめのドリンクを飲ませようとする相手には注意する。
しつこく自分のお気に入りやオススメのドリンクをすすめてきて飲ませようとする相手には注意が必要です。万が一目の前に出されても、「ちょっと体調も良く無いので今日はお酒はやめておきます」とか「胃の調子が悪いので今日はこの辺でやめておきます」などといってやんわり断り早めに帰る。
●少しでも体調に異変を感じたら迷わず帰る
少し眠気が出てきたとか、眩暈がする、身体がフラフラしているかも?などど感じたら、会話が盛り上がっていても迷わず帰る様にする。歩くのが困難になりそうならその場で友人や家族に電話をして迎えにきてもらいましょう
●良く知った人間との会食でも気をつける
SNSで今日会った人からの被害だけではありません。相手が勝手に自分に好意を持っていて犯行に及ぶ可能性もあります。普段から親しくしている人間でも、特に女性の場合は二人きりで食事に行ったりする際には普段から行動に注意するようにしてください
4、デートレイプドラッグの被害に遭ったら?
■被害届と薬物検査(尿検査、血液検査など)を受けて証拠を残す
もしも自分が、デートレイプドラッグの被害に遭ってしまったかも?と思った時には、迷わず警察への被害届と薬物検査(尿検査、血液検査など)を受けて証拠を残しましょう!睡眠薬は体外へ排出される時間も短いのでより早く検査が必要です。 薬物反応があるか?無いか?は犯罪者がレイプドラッグを使用したという決定的な証拠であり、デートレイプドラッグの被害に遭ったことを立証する為には重要な事です。短時間で消えることから24時間以内には検査を受けましょう。検査を受けるまでは、小便などは控えてください。薄まる可能性があります。 数日経ってからもしかしたらあの時?と不審に思った場合には、尿検査では反応しませんので、毛髪検査をオススメします。科捜研の様な検査を、民間でも行ってくれる企業もあります
■衣服なども証拠になります!保存してください!
性的暴行などを受けた際には衣服に相手の体液や証拠などが付着している場合もあり証拠となります。何も採取出来ない場合もありますが、必ず当日着ていた衣服はビニール袋などに入れて保管してください。自分以外には触らず警察などに提出してください。 以前に書きました記事 ⇓ ⇓
性犯罪被害者になった時にはどうする?
こちらにも書きましたが、性犯罪被害者になると、傷つくのは心身共に傷つきます。そんな中、家族や友人にその辛い気持ちを話せない時はあります。仲の良い人に程、話せない、話したくない事ってありますよね。そんな時に相談出来る場所があります。
■性犯罪被害に遭った場合の相談場所は?
•警察庁の性犯罪被害相談電話全国共通番号「#8103(ハートさん)」
性犯罪の被害に遭われた方が相談しやすい環境を整備するため、各都道府県警察の性犯罪被害相談電話窓口につながる全国共通の短縮ダイヤル番号(#8103)を導入したものです。ダイヤルすると発信された地域を管轄する各都道府県警察の性犯罪被害相談電話窓口につながります。 https://www.npa.go.jp/higaisya/seihanzai/seihanzai.html
•犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター
内閣府男女共同参画局のホームページを見て頂いたら、性犯罪・性暴力被害者のための ワンストップ支援センターの全国の窓口の連絡先が掛かれています。性犯罪・性暴力に関する相談窓口です。産婦人科医療やカウンセリング、法律相談などの専門機関とも連携しています http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/seibouryoku/consult.html
•全国被害者支援ネットワーク
https://www.nnvs.org/shien/list/
5、まとめ
デートレイプドラッグは、誰でもは普段通りに生きている中で起こり得る犯罪なので気が付かなかったり、逆に言い出し難かったりで被害届を出せないまま諦めるケースも多くあります。 中には、被害者は自分が悪かったのではないか?と自分を責めたりすることまであります。被害者決して悪くありません!そのことだけは忘れないでください!泣き寝入りすることなく被害に遭った際には、勇気を持って被害届をだしてください。 デートレイプドラッグを行う様な卑劣な犯罪者は繰り返し犯行を行います。他に被害者を出さない為にも闘って頂きたいです。 そして、自らの大切な身体と心を守る為にも、日頃から他人と食事を二人きりで行う際には、席の立ち方や注文の仕方などにはご注意くださいね。気を張り続けるのは辛いですが、デートレイプドラッグから自らを守る為ですよ。 防犯相談したい。防犯診断、防犯設計、商品の防犯プロデュース、鍵を交換したり、カメラを設置したいなど、何でもご相談くださいね。京師美佳へのご相談はこちら⇓⇓
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