危険なデートから女性を守る暗号エンジェルショット

以前、デートレイプドラッグの手口や対策についてお話させていただきました。出会い系サイトで知り合った人や、知人、友人、上司、同僚などからお酒に薬を盛られ体の自由が利かない状態で性的被害に遭うというものです。その対策も大切ですが、それ自体怒らない方が良いに決まっています。今回はそんな気持ちを解消してくれるような取り組みエンジェルショットについてご紹介します。

 

 

 

目次

 

1、エンジェルショットとは?

2、エンジェルショットの使い方

3、拡散で男性にも知られて大丈夫なのか?

4、まとめ

 

1、エンジェルショットとは?

 

エンジェルショットと、世界中のバーがデート中に怖い思いや居心地の悪い思いをした女性が助けを求められるように考えられた秘密の暗号。

このエンジェルショットが広まったきっかけは、筆者も日本のお店は言ったことのあるフーターズ、この南アフリカ共和国の「フーターズ(Hooters)」の活動を知らせるフェイスブックの投稿から拡散されました。その投稿はフェイスブック上で6.5万回以上もいいねされ43万件以上シェアされています。

チアガールのコスチュームを着た店員さんのダンスなどもあり楽しいお店で好きなのですが、同店の女子トイレに貼ってあったポスターには、「デートがうまくいっていない?」というタイトルで下記のように書かれています。

「オンラインで知り合った男性が、プロフィールとは違った? あなたは身の危険を感じている? それとも気まずい状況にいる? 私たちが助けるわ。バーに行って、『エンジェルショット』をオーダーして。『ストレート』で頼めばバーテンダーがあなたを車までエスコートするわ。『ロック』で頼むと配車サービスで車を手配する。そして『ライムを添えて』だと、警察に通報するから」。

単純に女性の味方でカッコいいですよね!!周りに気づかれずに従業員に助けて欲しいと言いたい時にどうしたらよいか?を書いてくれているのです。この事がSNSで拡散され話題になり、全世界のバーでこの様なエンジェルショットが提供されるようになっていきました。

 

2、エンジェルショットの使い方

 

先ほども書きましたが先駆けで始められた南アフリカ共和国のフーターズのポスターでは、「危ない感じがする? それともちょっと変なだけ? 困ったときは任せて。カウンターに行って、エンジェルショット(Angel Shot)を注文して」

エンジェルショットを注文すると、バーテンダーに車までエスコートして欲しいというメッセージが伝わる。ロックで頼めば、UberやLyft(オンラインで車を手配するサービス)で車を呼んでくれるし、ライム入りで注文すれば警察に通報してくれる。という風に書かれていて、日本でもその注文方法と同じ場合が多いです。

イギリスなどでは注文の仕方が違う場合はありますが、女性トイレに同じようにポスターが貼られていて、そこに注文の仕方が書いてありますので、その通りに注文すればよいのです。例えば、イギリスのバー「ブリックヤード(The Brickyard)」では、デートが上手くいかなかった女性客に、「レイチェル(Rachelle)」や「ジェニファー(Jennifer)」を注文するように勧めている。

どんどん日本のバーを初め居酒屋でも良いです。お酒を提供するデート場所になりうる場所では、この取り組みが広がってほしいなと思います。女性トイレにどんどん貼ってほしいです。この取り組みが拡がることで性被害に遭う女性が減るのです。

 

 

3、拡散で男性にも知られて大丈夫なのか?

必死がtiktokなどでもこの取り組みを発信した際に、二日程でに13万回再生され2万程のイイネを頂きました。それだけこの取り組みを評価し、拡がって欲しいと同じように思う方が男女問わずいらっしゃるということです。

ですが、中には暗号なのにそれを話して拡散したら暗号にならない。男性も見ているのに大丈夫なの?とご心配頂くこともありました。しかし、大丈夫なのです。これは、断言できます。

拡がるきっかけになったフーターズもFacebookなどで知られた後も、女性たちがエンジェルショットを注文できることに変わりはない。秘密にしたいわけじゃなくて、注意を喚起したいわけだからとお話されています。

筆者も拡散する意味は大きいと思います。救いたい女性にも役立ちますし、仮に男性に知られたとしても、もしお店でその名前を聞けば、「あっ、警戒されている。通報されるかも」と悪事を諦め未遂に終わるからです。ですから男女問わずにどんどん広がって欲しいと思っています。

 

4、まとめ

あまり日本では知られていない取り組み「エンジェルショット」全世界のバーで危険なデートから女性を守る暗号ですが使われる環境が無ければ意味がありません。当たり前のように日本の飲食店でこの活動が拡がり、一人でも多くの性被害に遭う女性が減ることを祈るばかりです。

 

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