防犯建物部品(CP部品)を使ってリフォームをする

住宅を新築する時やリフォームする時に、是非憶えてて頂きたいものがあります。それは、「防犯建物部品」またの名を「CP部品」といいます。聞きなれない方も多くいらっしゃると思いますが、防犯対策する上では大切な物です。

今回は、この防犯建物部品について詳しくご紹介したいと思います。

 

 

 

目次

 

  1. 防犯建物部品(CP部品)とは?

  2. 防犯建物部品(CP部品)の必要性

  3. 防犯建物部品(CP部品)の活用法

  4. まとめ

 

1、防犯建物部品(CP部品)とは?

 

防犯建物部品(CP部品)とは、平成16年5月、官民合同会議で「防犯性能の高い建物部品」の普及を促進するため、「共通呼称(防犯建物部品)」と「共通標章(CPマーク)」を制定されたものです。

その後、警察庁・国土交通省・経済産業省によって試験認定が行われ「防犯性能の高い建物部品目録」に掲載・公表された建物部品のみを「防犯建物部品(CP部品)」と呼び、「CPマーク」の使用が認められているものです。

CPとはClimb Prevention=防犯の略です。

官民合同会議では、防犯建物部品(CP部品)の防犯性能を検査するのには、「工具類などの侵入器具を用いた侵入行為に対して建物部品が有する抵抗力」として、その評価方法も「試験員が試験工具を用いて試験体の建物部品に対して試験行為を行い、完遂までの時間を計測して行うもの」と定めています。

種目は様々で、玄関ドアや玄関の鍵、窓ガラスや窓サッシなど建物に関わる様々な物があり、その全種類やメーカが警察庁などで公開されています。

 

2、防犯建物部品(CP部品)の必要性

 

泥棒が侵入を諦める時間として、警察は泥棒にアンケートをとって出た結果は、5分以内として出しています。

財)都市防犯研究センターの資料にも、侵入に手間取り侵入をあきらめる時間について「2分」と答えた元泥棒が約17%、「2分を超えて5分以内」と答えた元泥棒は約51%となっていると書かれています。

更に7割の泥棒が5分かかれば諦めるとの結果がでていますので、とにかく5分以上侵入に時間がかかれば泥棒の被害に遭わずにすむということになります。

そのことから、防犯建物部品(CP部品)の試験でも、それぞれの項目で侵入に5分以上時間がかかるか?という試験が行われています。

例えば、鍵でば破壊されたり開錠されるのに5分以上かかるか?という試験が行われていたり、ガラスでもこぶしの入る穴を開けるのに5分以上かかるか?という様な基準で試験が行われています。

この様に侵入に5分以上かかる防犯建物部品を新築やリフォームの際に取り入れることで、泥棒の侵入を未遂に終わらせることができます。

更に、泥棒も勉強していますので、先ほどもご紹介したCPマークが商品についていれば、防犯建物部品(CP部品)が入っているとわかりそれだけで諦めますので抑止にもなります。

 

 

3、防犯建物部品(CP部品)の活用法

 

最近では、防犯建物部品(CP部品)はあらゆる所で使用されています。新築の分譲マンションなどでは当たり前の部材ですし、戸建てでも玄関ドアや玄関の鍵には防犯建物部品(CP部品)が使用されいます。防犯ガラスが入っていれば防犯建物部品(CP部品)であることの方は多いです。

現在、住んで居る家で鍵を交換するなどの際でも、同じ18,000円を出して鍵を交換するなら試験を受けていない物より、試験を受けているものを購入して交換した方が良いに決まっています。

新築で建てる時には特に、出来るだけ多くの防犯建物部品(CP部品)を取り入れて建築してください。断らない限り、CP部品のマークのシールが付けられますので警備会社のシールの様に、貼っているだけで抑止になります。

リフォームする際も同じことです。出来るだけ多く防犯建物部品(CP部品)を使用してください。

 

4、まとめ

 

鍵屋ガラスなどは特に、使えるうちは交換などしない方が多いと思いますが、安全を重視する場合は、この様な試験を受けている物に交換する方が、安全には近づきます。

きっかけが必要だということでしたら、是非、リフォームや建て替えをする際には、出来るだけ多く防犯建物部品(CP部品)を使用してくださいね

 

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