Uber Eatsなどデリバリーに潜む危険とその対策について

緊急事態宣言が発令されて、自宅勤務されている方も多くこれまで以上にUber Eatsなどデリバリーを利用する方が増えていると思います。

便利で美味しいレストランの食事をお家でも楽しめるのは良いですよね。街を歩いていても良くUber Eatsの自転車を良くみかけます。

2018年は4048億円、前年比5.9%増(NPDJapan調べ)だということです。一人一つ以上の携帯やスマホを持つ時代ですので、注文がしやすいというのも増加した理由の一つかと思います。

今回は、そんなデリバリーを頼む事が当たり前になった生活に潜む危険とその対策についてお話したいと思います。

 

 

目次

 

  1. Uber Eatsなどデリバリーの中に潜む危険とは?

  2. 企業は信用出来ても配達員は信用できるのか?

  3. Uber Eatsなどデリバリーで危険な目に遭わない為の10箇条

  4. まとめ

 

1、Uber Eatsなどデリバリーの中に潜む危険とは?

 

うちの家族は警察官が多いので、個人情報などにはとても厳しいです。警察署長をしていた父は特に、、「そんなどこの誰が持ってくるかわからん飯が食えるか!」と、出前などとんでもないっていう感じでした。。。

しかし、この一見乱暴にも聞こえる父の言葉は防犯上としては私も理解できるのです。出前の商品の中に何か仕込まれているかも?という元警察署長らしい父の意見と共に、知らない人に家を教えてしまうというのは、抵抗があります。

実際私は、若い頃にお願いしていた新聞の配達員からストーカー被害に遭いました。契約の際に書いた電話番号と住所から付け狙いをされていたのです。。。

このように無闇に他人に住所を教えるのはとても危険な事なのです!

また、注文内容から携帯電話番号やカード番号が悪用されたり、住人の家族構成や室内での様子などの個人情報漏洩、他マンションの暗証番号漏洩などマンションの住人にしかわからないこともうっかり誰かが伝えたが為に漏洩し、周りも不法侵入など被害に遭うこともあります。

この様に、デリバリーを頼むという行為は、強盗、強姦、窃盗、ストーカー、不法侵入などあらゆる危険に繋がる可能性はあります。

 

2、企業は信用出来ても配達員は信用できるのか?

 

注文する時点では、誰でもがその企業を信用していますよね?大手の飲食店などは勿論信用できる企業です!

しかし、そこにお勤めの従業員の全てが信頼できるのか?というと、確証はありません。 従業員が店内で客のカードのスキミングを行って悪用したり、SNSに店内での悪ふざけの動画をUPして炎上、閉店に追い込まれるなどの事件もありました。良い人とは限らないのです。

2019年8月には配達途中ではないものの、配達の自転車で女性を物色しわいせつ事件を犯して逮捕された配達員もいました。

 

 

どんなに教育していても、マナー違反や犯罪を犯す人間はいます。警察官や教師、医師など聖職者でさえ犯罪を犯すのですから、絶対大丈夫という100%の安心などあり得ません。

実際、私自身も過去に、上場企業のデリバリーで来た方から、マンション前で後日、待ち伏せされるというようなストーカー経験がありました。

 

デリバリーでもお家でレストランの再現などのサービスでは、室内に店員を招き入れセッティングを行って頂いたりしますので、その危険が全く無いとは言えません。ただ聞きたいなどという趣味の為に盗聴器を仕掛ける場合もあります

トラブルと言えば、Uber Eatsが最近良く話題になっていますが、15,000人程の配達の方は雇用されているわけでは無く個人事業主です。依頼で配達している個人契約のようなもので、配達のマニュアルはあっても社員さんの様に、徹底的にマナーを叩き込まれているというわけではありません。

 

 

ですから、最近メディアなどでも話題になっていましたが、配達が遅いとからと返品したら玄関先に器ごとばら撒かれ汚されていた事件なども起こりやすいのかと推測されます。配達員の暴走運転による事故なども多いですよね。

私も、問題のある配達員についてUber Eatsに苦情の電話をしたところ、当社で雇用をしているわけではなく依頼している個人事業主なので警察に通報してくださいとあっさり言われて驚愕しました。社員でもアルバイトでもない人に私はお願いしていたのか?と、責任の所在がはっきりしない事での契約は危険だと改めて感じました。

便利さを重視すれば危険が高まるのはセキュリティの常識です。便利さ=安心ではないのです。それを承知でサービスを受けなければなりません。

 

3、Uber Eatsなどデリバリーで危険な目に遭わない為の8ヶ条

 

1、そもそもデリバリーを依頼しない

注文をお願いしなければ当然危険な目にも遭いません。便利さをとるか?危険をとるか?の選択です。

 

2、近所のコンビニ前に配達してもらう

住所を知られたくない場合、最寄りのコンビニなどの店舗や施設前で受け取りをする

 

3、在宅でも宅配ボックスを使用する

配達員を装ったなりすまし強盗被害を防ぐためにも、在宅中にも宅配ボックスを利用する。

 

4、ドアガードをしたまま会計などの支払いを行う。

宅配便のなりすまし強盗の対策や、デリバリー配達員による女性のわいせつ被害を防ぐためにも、ドアロックをしたまま荷物は下に置いてもらい立ち去ったのを見計らってから室内にいれる

 

5、オートロックの番号を教えない

教えないのは当然の事ですが、中には何度もインターホンを鳴らされ対応するのは嫌だと勝手に教える人がいます。オートロックの番号は住民以外教えない。

 

6、登録するメールアドレスはフリーメールのアドレスに

携帯電話番号、契約しているメールアドレスから調べればわかる個人情報は沢山あります。住所、氏名、勤務先、クレジットカード情報、借金額など。

メールアドレスや携帯番号から個人情報を調べられストーカーなどの危険に晒される事もありますので、情報量の少ないフリーメールアドレスを登録する。

 

7、クレジットカード決済は必ず目の前で!

スキミングなどの被害を防ぐために決済は目の前で行わせる。これはデリバリーに限らず、店舗でも会計カウンターまで行って、決済を行ってください。

 

8、配達員による問題の行動が行われた場合は速やかに110番。

配達員による問題行動が発生した場合は、企業への通報や、犯罪の場合は速やかに110番通報する その際には、出来るだけ詳しく、

5W1H「いつ(What)・だれが(Who)・どこで(Where)・なにを(What)・なぜ(Why)・どのように(How)にを書き残す。後の話し合いや捜査や裁判で強い味方(証拠)となります。

 

 

3、まとめ

 

自粛が続くなかでは、デリバリーの利用も多くなると思います。便利ですし、美味しいレストランのお料理が自宅でも食べられるのは素敵ですよね。

しかしその便利さの中に危険が潜んでいます。赤の他人に住所を伝えて運んでもらうことを考えれば、強盗、殺人、ストーカーなどあらゆる犯罪被害のきっかけに繋がってもおかしくはありません!

とんなに信頼できる企業へ注文したとしても、配達してくれる方が100%信頼出来る人とは限らないからです。そのリスクも考えた上で利用する様にしましょう!

また、取れる対策はとってくださいね。

 

 

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